「アイコス(IQOS)なら煙も出ないし、バレないのでは?」
「加熱式タバコは、普通のタバコと違うルールのはず」
——残念ながら、どちらも通用しません。
先日も日本からのお客様で小さいお子さん連れファミリーの同乗者から車内で「アイコス吸っていいですか?」と聞かれましたが未成年が同乗する場合は条例違反となります。
本記事はホノルル在住の筆者が、2026年5月時点の法律・一次ソースを確認したうえで執筆しています。アイコス(IQOS)ユーザーから繰り返し寄せられる「スティックが買える場所は?」「吸えると思ったのに罰金になった」という声をもとにまとめました。
※紙巻きタバコの規制や法律の全体像は【ハワイ喫煙ルール準備編】をご覧ください。この記事では、日本の旅行者が特に誤解しやすい『加熱式タバコ(IQOS・glo・プルーム)の持ち込み・現地調達』に特化して解説しています。
3つの答え
- アイコス(IQOS)を含む加熱式タバコ・電子タバコは、ハワイで紙巻きタバコとまったく同じ規制対象
- アイコス(IQOS)のスティック(TEREA・HEETS)はハワイでほぼ買える場所はない。日本から必要な本数を持参必須
- デバイス本体はリチウム電池のため機内預け入れ不可・機内持ち込みのみ
ハワイでアイコス(IQOS)は「使えるか」「買えるか」
使えるか?→ 使えるが、紙巻きタバコと同じ制限
アイコス(IQOS)Sをハワイに持ち込んで使うこと自体は合法です。ただしハワイ州では2016年1月1日以降、電子タバコ・加熱式タバコを含む「ESD(Electronic Smoking Device)」は紙巻きタバコとまったく同じ規制対象です(Act 19 / HRS §328J改正)。
以下のデバイスがすべて該当します。
- アイコス(IQOS)およびTEREA・HEETS等の専用スティック
- グロー(glo)および専用スティック
- プルームテック・プルームXシリーズ
- ベイプ(Vape)全般・電子シガー
「煙が出ない」「匂いが少ない」は免除理由になりません。ビーチ・公園・建物の出入口から20フィート(約6m)以内での使用はすべて違反で、罰金も紙巻きタバコと同額(初回$100)です。
買えるか?→ スティックはほぼ買えない
ハワイでアイコス・グロー・プルームのスティックを購入することは現状ほぼ不可能です。
アイコス(IQOS)は米国内での所持・使用は合法ですが、FDAの厳格な販売規制により一般のコンビニ・ドラッグストア・VAPEショップでは販売されていません。2026年時点でIQOS公式の販売拠点はテキサス州・フロリダ州・ミシシッピ州の限られた直営・提携店のみで、ハワイに正規販売店はありません。gloとプルームも米国での一般販売体制がなく、同様の状況です。
日本からの持ち込みルール(CBP規定)
持ち込み本数の免税枠
| 区分 | 免税範囲 | 注意点 |
|---|---|---|
| 紙巻きタバコ | 200本(約1カートン)まで | 超過分は申告・課税対象 |
| 葉巻(シガー) | 100本まで | 超過分は申告・課税対象 |
| 加熱式タバコスティック | 紙巻き相当200本が目安 | CBPに明文規定なし。多量持ち込みは申告推奨 |
| アイコスデバイス本体 | 個人使用目的であれば持ち込み可 | 機内持ち込みのみ・預け入れ不可 |
デバイス本体は必ず機内持ち込みに
アイコス(IQOS)をはじめとする加熱式タバコのデバイスにはリチウムイオン電池が搭載されています。バッテリーの発火リスクから航空規制で預け入れ荷物への収納が禁止されています。スペアバッテリーも同様です。
✅ 正しい持ち込み方法
- デバイス本体:機内持ち込み手荷物(キャリーオン)のみ
- スティック:預け入れ・機内持ち込みどちらも可
- Vapeリキッド:国際線では100ml以下の容器・ジッパー付き透明袋に入れること
グロー(glo)・プルームなど加熱式タバコはどうなる?
アイコス(IQOS)と同じく、ハワイでは販売されていません。デバイス本体は機内持ち込みで、スティックは日本から持参してください。法律上の扱いもアイコス(IQOS)と同一(ESD規制対象)です。
VAPEはハワイで買える?
VAPEデバイス・リキッドはハワイ現地のVAPEショップで購入できる場合があります。ただし21歳以上であることの証明(パスポート)が必須です。
フレーバー付きタバコ規制の動向に注意
フレーバー付きタバコ製品の販売禁止を定める法案(HB1116)が2025年に州議会に提出されています。2026年5月時点では審議中で施行は未定ですが、旅行前に capitol.hawaii.gov で最新状況を確認することを推奨します。
アイコス(IQOS)など加熱式タバコユーザーの出発前チェックリスト
□ 旅行日数×1日の使用本数を計算して予備も含めスティックを持参
□ デバイス本体を機内持ち込み手荷物(キャリーオン)に入れる
□ スペアバッテリーも機内持ち込みに
□ 携帯灰皿を日本から持参(ハワイの公道に灰皿はほぼない)
□ ホテルチェックイン時に指定喫煙所の場所を確認
現地での注意点
「煙が出ないからバレない」は禁物。法律上は紙巻きタバコと同じです。ビーチ・建物20フィート以内での使用は初回$100の罰金対象になります。
よくある質問
Q.アイコス(IQOS)は「煙が出ない」のでビーチで使っても大丈夫では?
大丈夫ではありません。ハワイ州法上はIQOSも紙巻きタバコと同じ扱いです。ビーチは全面禁煙で、違反すれば初回$100の罰金が科されます。
Q. ハワイでアイコス(IQOS)のスティックが切れたらどうすればいいですか?
現地での入手はほぼ不可能です。紙巻きタバコに切り替えるか、残りの旅行期間は禁煙するかの選択になります。スティックは必ず日本から十分な本数を持参してください。
Q.アイコス(IQOS)など加熱式タバコのデバイスを誤って預け入れ荷物に入れてしまいました。
発覚した場合、搭乗前に取り出すよう求められる可能性があります。必ず機内持ち込みに変更してください。
Q. 電子タバコのリキッドは持ち込めますか?
国際線では100ml以下の容器に入れ、ジッパー付き透明プラスチック袋に収納すれば機内持ち込み可能です。
Q. フレーバー付きタバコはハワイで買えますか?
2026年5月時点では販売禁止法案(HB1116)が審議中でまだ施行されていませんが、旅行前に capitol.hawaii.gov で最新状況を確認してください。
関連記事
参照元
ハワイ州議会(HRS)
ハワイ州保健局(DOH)
米国税関(CBP)
免責事項
本記事は 2026年5月時点の情報 をもとに、ハワイ州法(HRS)、ホノルル市郡条例(ROH)、米国税関(CBP)、FDA規制などの一次ソースを確認したうえで作成しています。
ハワイの法律・条例・空港規制・税関ルールは頻繁に改定されるため、内容が最新であることを保証するものではありません。 特に以下の項目は変更される可能性があります:
- フレーバー規制などの新法案の施行状況
- 電子タバコ・加熱式タバコ(ESD)の規制内容
- CBPの持ち込みルール・免税範囲
- 航空会社ごとのリチウム電池ポリシー
- ホテル・商業施設の独自ルール
本記事の内容をもとに行った判断・行動により生じた損害・トラブルについて、当サイトは一切の責任を負いません。 旅行前には必ず、ハワイ州政府・ホノルル市郡・CBP・航空会社などの公式情報をご確認ください。

